
2018年9月17日 スモリの家 モデルハウス → 体験展示場
いとこの家に遊びに行ったときに、近所の家がスモリで建てたと話題となり、さっそく帰りにスモリの家のモデルハウスに立ち寄ってみました。
スモリ工業は元々は岩手発祥の会社ですが、今は本社は仙台に置いてます。
「健康」「頑丈」「快適」をキーワードに100年受け継がれる住宅を目指しているそうです。
まず「健康」面。
高気密高断熱、塗り壁といったところは北洲ハウジングと似ていますし、他社でもよく見かけるフレーズです。当社も高気密高断熱仕様となっていますが、すごいのは仙台港の近くにあるエコノハ展示場のモデルハウスは東日本大震災で津波に襲われたにもかかわらず水が全く入らなかったほど気密性が優れており、このモデルハウスは今も建て替えせずに一般に展示されています。
また子供がケガをしないようにと、角という角を取って、すべて丸く(面取りして)仕上げてあります。部屋を仕切るドアの「面」までアール加工している徹底ぶりで、説明してくれた営業担当者が「社長が角張った物も人も嫌いだから」と言ってました。
ちなみの社長は特許、意匠登録とも25件以上もお持ち方で、どうしたら快適な家を提供できるかばかりを考えておられるそうです。
特許や意匠登録の数からどんな堅物なのかと思いましたが、実際お会いしたら非常に温厚な性格がにじみ出ている方でした(ちなみに本社の体験展示場を訪れたお客様、全員に会われるそうです)。
続いて「頑丈」面。
厚さ20cmの木材繊維を7mmまで圧縮し、アルミフィルムでくるんだ特許の「銀我パネル」を柱と柱の間に挿入し、筋交ではなく「銀我パネル」面で支える構造としています(スモリ工法)。木造在来工法のように柱を立ててその間にパネルを入れており、在来工法とツーバイ工法の中間といったイメージでしょうか。
体験展示場には、在来工法、ツーバイ工法、スモリ工法の強度実験ができる機械や、建物内で地震による強度を体験できるものまであります。
さらに家を丸ごと1棟クレーンで引っ張って横倒し耐久力を見る実験や、社長の愛車のクラウンをクレーンで釣り上げて屋根に落としても建物が大丈夫かどうかの実験まで行ったビデオまで流れていました。
「快適性」。
第1種換気システムで建物の基礎付近から取り入れた空気をフィルターを通し、床下 → 壁内 → 天井裏 → 各部屋に循環させます。
外から取り入れた空気は熱交換率90%の換気システムを通るので部屋内の温度に大きな影響は与えません。さらに取り入れた空気は適湿なため、壁内結露は発生せず、また床下や壁の温度が一定に保たれるので、断熱効果もあります。
以前セキスイハイムを訪れた時に、床下換気システムの空気をアクティブに(強制的に)壁内にも通せば、壁内結露も防げて、壁の温度も一定に保てるので、結露防止や断熱性の観点からも良いのでは思ったことをスモリの家は実現していたのです。
ネットや雑誌の情報の平均的な坪単価を参考にすれば、費用対効果を勘案した性能面ではおそらくトップクラスでしょう。
ただ、建物のデザインが個人的にはどうもいまひとつ・・・
北洲のような大屋根スタイルの家もありますが、一度北洲ハウジングを見てしまうと、どうしても見劣りするよなぁ・・・。
間取りや、アフターについての情報は時間の制約もあり得られませんでした。
デザイン性が上がれば十分テーブルに乗るハウスメーカーだなと考えながら帰りました。

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